吊り橋効果を知ると恐怖体験がより面白くなる？

吊り橋効果について

心理学用語の1つに、吊り橋効果があります。これは、1974年にカナダの心理学者のダットンとアロンにより実証されました。吊り橋を渡る時、揺れによる落下を懸念して恐怖の状況に陥ってしまう可能性があります。特にカップルの場合は、その状況下にあれば、行動を共にしている人に好意や恋愛感情を抱きやすくなります。

カップルであれば、倦怠期のようなマンネリ化をしてしまう時があります。その際に、恐怖体験を通じた吊り橋効果により出会った時のような緊張感を蘇らせることも可能です。また、オンライン型恐怖体験もあり、ミッションをクリアする過程でもパートナーの違った一面が見つかれば、親睦を深められる可能性は増します。ただし、その逆も起こる可能性もあります。

仲が深まる？

吊り橋効果を活かした遊びをする場合、本当に効果があるか否かを懸念する人はいます。例えば、普段からスポーツジムでトレーニングをしたり、ジョギングで汗を流している人は高い心拍数の状況に慣れている人たちです。その場合は、吊り橋効果のような緊張感を体験しても、大きな効果を見込めません。性格が明るい人や純粋無垢な人のようなケースであれば、恐怖に対する感覚が鈍いと、効果を発揮する可能性は下がります。

パートナーが恐怖に対して敏感な相手であれば、効果が出る可能性はあります。また、喧嘩をした後で活用をする場合も有効かもしれません。ただし、あくまでも効果は一時的なものなので、長く続くのは期待しないでください。また、無理やりその展開に持って行ってもマイナスになります。